


名前: ティール/ティワズ
表記:Tyr/Tiwaz
音価:T
意味:テュール神
象徴:正義・契約・勝利

アングロサクソンのルーン詩:
『ティールは(導きの)星。それは君主たちとの信頼関係を力強く保ち、夜の霧の上を常に進み、決して外れることはない』
『ティール/ティワズ』の概要
『ティール/ティワズ』の意味
『ティール』は、北欧神話に登場する勇敢な戦神、「テュール」を象徴するルーンです。
その文字の形は、上向きの矢印のようにも、天にまっすぐ伸びる槍のようにも見えます。この形には、「戦い」だけでなく、意志や覚悟、そして信念を貫く強さが込められています。
アングロサクソンのルーン詩では、「ティール神」は「星(北極星)」にたとえられています。夜空の中でひときわ輝き、どんなときも方角を示してくれる存在。それは迷ったときにも自分の道を見失わないように導いてくれる光です。
『ティール』のルーンは、そんな不動の意志と誠実さを象徴しています。
たとえ困難の中にあっても、揺らがない自分を信じること。正しいと思う道を、まっすぐに歩むこと。『ティール』はその力を灯してくれるルーンです。
『ティール』:信じる道を進む力
北欧神話に登場する戦神テュールは、秩序を守るためにフェンリル(狼)に自らの腕を差し出し、その狼に腕を嚙み切らせることで誓いを果たしました。テュールは誰もが尻込みするようなことを進んで受け入れた神です。彼によって、世界はいったんの安定を手に入れました。
そのエピソードは「犠牲になること」、「誰かのために強くあること」について伝えています。テュールは「犠牲の神」とも呼ばれており、勇気と信念の象徴となっています。
自分の弱さと向き合う勇気や、正しいと信じたことを貫く意思や行動力。
「良くない」と感じている関係や習慣を断ち切る決断。楽な道ではなく、自分が納得できる道を選ぶ覚悟。
『ティール』ルーンは、そういった内なる決意をしめしています。
どんなときでも「自分の信念と力を信じること」。
それが、このルーンが伝えている大切なテーマです。
基本的な占いの意味
総合的な意味:
強い意志と信念、誠実さをあらわします。困難な状況でも信念を貫く勇気があること、またはその勇気があるかどうかを問うルーンです。正しいと信じる道をまっすぐ歩む覚悟や行動力をあらわしますが、それは自己犠牲を伴う決断を含んでいる場合もあります。『ティール』が行き過ぎると、過度な自己犠牲や頑固さに陥るかもしれません。正義感が強すぎて調和を欠いたり、柔軟性を失わないことが大切です。
恋愛関係:
まっすぐで曇りのないルーンです。誠実さ、正直さ、素直であることなどを意味します。本当の思いを伝える勇気や、曖昧な関係を清算する決断力をあらわし、自分の気持ちに嘘をつかず真摯に向き合うことで関係が進展することを示しています。『ティール』の暗い面がでると、自分の思いを貫こうと相手の気持ちを軽視したり、自分を殺して尽くしすぎてしまう可能性があります。お互いのバランスを保ちながら、誠実に向き合うことが求められます。
仕事関係:
真摯な姿勢や責任感をあらわします。大切な決断や、リーダーシップが必要になる時期です。自分やまわりへの信頼感に基づいて正しい判断を下す強さが求められます。法や契約、約束事に関係することや、誰かのための仕事を手伝うことを意味する場こともあります。決断できず迷っている時にも見かけるルーンですが、逆に完璧主義が強すぎて柔軟性を失っている時にもあらわれます。
願望達成:
目標に向かって、気持ちが正しく向いていることを示します。最後までやり抜く思いがあるなら、達成に向けて着実に進んでいけます。自分のためだけでなく、誰かのためにも頑張れる願望なら、モチベーションを切らさずに進んでいけそうです。目標しか見えずに視野が狭くなると、手段を選ばなくなったり、軌道修正ができなくなってしまうかもしれません。一人で抱え込みすぎないように、息抜きも大切にしてください。
キーワード一覧
ルーンの基本的なキーワードは下記の通りです。
【総合】
| 正位置の場合 | 意志や信念をもつこと、誠実さ、勇気ある行動、正しい道、契約、誓いを守ること |
| 逆位置の場合 | 不信、頑固さ、正義感の暴走、柔軟性の欠如、過度な自己犠牲 |
【恋愛】
| 正位置の場合 | 素直、正直であること、誠実な告白、嘘のない関係、真実の愛、 |
| 逆位置の場合 | 感情の偏りや押し付け、自己犠牲的に尽くすこと、バランスの喪失、嘘 |
【仕事】
| 正位置の場合 | 責任感、丁寧な仕事、法や契約にまつわること、約束を守る、リーダーシップ |
| 逆位置の場合 | 無責任、決断の迷い、柔軟性の欠如、完璧主義すぎること、他者への過剰な奉仕 |
【願望達成】
| 正位置の場合 | 目標へ向かって進む、意志を持続する、着実な進展、誓いを守ること |
| 逆位置の場合 | 考えすぎて行動が止まる、目的を見失う、弱気になる、不誠実な行動 |
まとめ
『ティール』は北極星にたとえられる、動かぬ決意をあらわす「希望の星」です。
それは暗闇に輝く目印のようなもの。信じて進むことで自らを導く力を持っています。
その進むべき道は、平坦なものではないかもしれません。だからこそ、自分の中の「出来る」という力を信じること。自分をごまかさず、誠実で正しいと信じられる歩み方で進んでいくことが大切です。
その一歩は自信となり、信頼となり、やがて大きな力となって「勝利」の道筋へつながっていきます。

