20:【マン/マンナズ】ルーンの意味と由来

ルーン占いで「人間性」を象徴するマンまたはマンナズのイメージ画像
ルーン文字説明用アイコン:マン・マンナズ

名前:マン/マンナズ
表記:Monn/Mannaz
音価:M
意味:人間
象徴:自己・共同体

アングロサクソンのルーン詩:
人は親しい者たちにとって喜びである。けれど、神が私たちの脆い体を土に返すことを望まれるため、誰もがこの世を去らねばならない。』

もくじ

『マン/マンナズ』の概要

『マン/マンナズ』の意味

『マン』は「人」を意味するルーンです。
北欧神話での「人間」の起源は、オーディンら三神が二本の木から人の男女を創造したことにあります。神々は生命の息吹、こころ、血と美しさを彼らに与え、人類の歩みはそこから始まりました。

ただの木だった人間が、神から与えれた力で形となり、知識や苦難を得てたどり着いたのが『マン』の段階です。このルーンは、「理性」と「本能」の中間にある、「気づき」をあらわしています。それは自分の持っている力を引き出し、理想の自分に近づいていくための鍵でもあります。

ルーン詩は「人は人の喜びである」として、人の尊さについても語っています。限りある命を受け入れながらも、最期までこころ豊かに生きること。それぞれが、個性や独自性を大切にすること。

『マン』のルーンは「個」のもつ人間性、そしてコミュニティとの関係性についてを示しています。

相手への敬意、ささえあう力

『マン』は、『ウィン(喜び)』の文字が鏡合わせになった形をしています。これは、ふたつの喜びが向きあっている形ともとれます。

このルーンは「人間そのもの」を意味しますが、そこには「人とのつながり」や「調和のとれた関係」も含まれます。他者への敬意、そして相互に支え合う関係を築くことが鍵であり、友人や家族など、周囲の人からの助言や協力を求めることで物事が前進しやすくなることを示しています。

『マン』は、すべてを自分ひとりで抱え込んでしまったり、遠慮ばかりしてしまって、自分自身が二の次になっている時にもあらわれるルーンです。誰かに「力を貸して」、とお願いするのは勇気のいることですが、人との関係においては誰かに助けを求めることも、誰かを支えることも、どちらも大切な形です。自分自身も尊重し、お互いが対等な関係であることを忘れないこと。それが良い流れを生む力になります。

基本的な占いの意味

総合的な意味:
自分自身を深くみつめることや、周囲との調和を意味します。バランスの取れた良い状態であり、自分の理想とする姿へ近づこうとしています。友人、家族、コミュニティといった周囲からの協力や助言も得られやすい時期で、人との繋がりが物事を前進させる兆しです。すべてを一人で解決しようと抱え込んだり、他者へ遠慮しずぎてしまうと流れが止まってしまうかもしれません。誰かと協力しあうことが成功の鍵となります。


恋愛関係:
互いを尊重し合う成熟した関係を暗示します。対等で思いやりのある関係性を育む時期です。相手への安心感や信頼感が深まり、心も通じあうようになります。新たな出会いは、共通の価値観をきっかけに訪れる可能性があります。相手のことばかり尊重すると、孤独を感じたり、自分を見失ってしまいそうです。相手を大切にしつつ、自分の気持ちも軽んじないことが、健やかな関係の土台を作ります。


仕事関係:
チームワークや人間関係の調和が鍵となります。自分の役割を理解し、仲間と支え合うことで成果があがり、喜びと新たなチャンスが生まれます。転職や学び直しにも良いタイミングです。よい関係を保とうと頑張って、責任を一人で抱え込まないことが大切です。強みである責任感が流れを止めてしまわないように、人にお願いする力をつけること。相手を信じ、頼るところは頼ったほうが良好な関係を呼び込めます。


願望達成:
願いをかなえる鍵は、自分の力だけでなく、誰かの力も信じることにありそうです。あなたの想いが他者の力と結びつくとき、目標は形になっていきます。他者に肯定的になることで仲間や支援者との出会いに恵まれ、思いがけない協力を得るきっかけを生みます。むやみに人を遠ざけたり、ひとりで全てやろうとせず、周囲に頼る力を学ぶことで夢は現実に近づいてゆきます。

キーワード一覧

ルーンの基本的なキーワードは下記の通りです。

【総合

正位置の場合人間性・自己認識・相互支援・周囲の協力・つながり・調和・コミュニティ
逆位置の場合孤立・不調和・支援の拒否・自己否定・関係の摩擦・無関心・視野の狭さ

【恋愛

正位置の場合信頼・対等な関係・心の交流・共感・支え合い・価値観の共有・人間的魅力
逆位置の場合孤独感・自己喪失・一方通行の献身・不信感・すれ違い・バランスの欠如

【仕事】

正位置の場合チームワーク・人間関係の調和・役割を知る・協働と成果、新たな機会
逆位置の場合孤立無援・強すぎる責任感・人間関係のあつれき・不信・能力の過信・疑うこと

【願望達成】

正位置の場合自己理解・協力者の存在・共鳴・理想への気づき・人との縁・知恵の共有
逆位置の場合孤立・他者への不信感・閉鎖的・自己完結の限界・誤った方向性・視野の狭さ

まとめ

『マン』は人間そのものを意味するルーンです。
「人間であること」の本質を映し、「人と人が響き合うこと」の大切さを教えています。


人は誰かの言葉に励まされ、誰かの存在に支えられて生きています。ひとりで強くあろうとするよりも、弱さを見せても信頼し合うことで、良い流れをつくりだします。

それは個としての尊厳と、他者との関係性の中で育まれる力を同時に示します。自分のなかの可能性に気づき、それを誰かと分かちあって、理想の自分へと近づいていくこと。
助けを求めること、誰かを支えることも、どちらも人間らしい強さのあらわれです。

『マン』は、孤立ではなく共鳴の中にあることに、進むべき道があることを教えています。

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