


名前:ベオーク/ベルカノ
表記:Beorc/Berkano
音価: B
意味:白樺
象徴:豊饒・育成

アングロサクソンのルーン詩:
『シラカバは実を結ばないが、種子を持たずに葉から芽を出す。枝は壮麗で、天に届くほど高くそびえる。樹冠は、その輝きを放っている。』
『ベオーク/ベルカノ』の概要
『ベオーク/ベルカノ』の意味
『ベオーク』は白樺(シラカバ)を意味するルーンです。
白樺は北欧で最初に芽吹く木とされ、「誕生」や「再生」、「癒し」の象徴として大切にされてきました。切り株から新しい芽を出すその生命力は、終わりの中に次の始まりがあることを教えています。
『ベオーク』の名は古い言葉で「明るい」「白い」を意味する言葉に由来し、光のような再生の力を示しています。このルーンは母なる存在や女性性、育む力をあらわし、穏やかに成長させるエネルギーを持っています。
生命の再生と癒しの力
『ベオーク』のテーマは「癒しと再生」です。文字の形状が女性の胸や、妊婦の満ちた姿にも例えられるように、豊かな豊穣と新しい始まりを意味します。
生命が絶えず循環するサイクルを示し、白樺が切り倒されても切り株から再び芽吹くように、このルーンは強力な治癒と再生のエネルギーを象徴します。古くなったものを手放し、癒しを得て新たな成長を迎えることを促すメッセージでもあります。
また、白樺の木自体が持つ浄化と治癒の特性から、ベオークは「治癒のルーン」としても知られます。白樺の葉にたくさんの栄養素が含まれているように、その再生力は肉体的・精神的な回復の力をあらわします。新しいプロジェクトの開始や妊娠・出産など、あらゆる「生成(なりゆき)」を保護し、優しく育む母性的なエネルギーに満ちています。
基本的な占いの意味
総合的な意味:
豊さと再生、癒すこと、癒されることを意味します。白樺が冬を越えて新しい芽を出すように、停滞や喪失の後にも再び立ち上がる力を与えてくれます。新しい始まりや成長、家庭的な安らぎもあらわします。過去を穏やかに癒し、未来に目を向けるタイミングでもあります。『ベオーク』は家庭内の問題や、エネルギーの欠如を示唆することがあります。自分に厳しすぎる場合にもあらわれるので、あまり焦らず時間をかけて向き合うことが大切です。
恋愛関係:
関係の発展や豊な愛情を意味します。結婚や出産といった次の段階への移行を示し、出会いを求めている人にも良縁が待っている良い暗示です。カップルにとっては、あたたかさと安らぎに満ちた安定期を示唆します。他のルーンとの兼ね合いでは、家庭内の不和や家族との絆に関する問題、愛情の停滞や不足、あるいは関係の終わりを示すことがあります。その場合は、過去の関係を癒し、信頼を取り戻すことを優先してください。
仕事関係:
仕事では、キャリアや仕事の計画を育てることを意味します。小さな種を育てる段階か、あるいは良く育った段階であることを示します。チームや部下を支える立場にも適しており、あなたの包容力が周囲の成長を促します。また、新しい環境への順応や、停滞していた仕事が再び動き出す兆しもあります。焦って改革を進めるよりも、土台を整えることを優先したほうが良い結果を生みそうです。過去の経験を生かすことも成功の鍵になります。
願望達成:
願いが実ることを意味する良い暗示です。けれど、いったん休息が必要な時期でもあります。過去の傷や失敗があるなら癒し、次のための準備にむけて環境を整えましょう。心身を癒すこと、生活のリズムを整えることが、願いの現実化を早めます。願いの芽は着実に育っていますので焦りは禁物です。自分に厳しすぎたり、甘やかしすぎたりしている時にも『ベオーク』はあらわれます。目的意識のバランスと、着実な行動を心掛けることを大切にしてください。
キーワード一覧
ルーンの基本的なキーワードは下記の通りです。
【総合】
| 正位置の場合 | 再生、新しい始まり、豊穣、成長、癒し、母性、安定、穏やかな発展、サイクルの好転 |
| 逆位置の場合 | 停滞、不和や不安、成長を妨げる何か、強制的な中断、愛情不足 |
【恋愛】
| 正位置の場合 | 関係性の発展、結婚、出産、安定した愛情、安らぎ、信頼、母性的な保護、絆の強化 |
| 逆位置の場合 | 愛情の停滞、思いやり・優しさの欠如、家庭内の不和、家族問題、急な別れ |
【仕事】
| 正位置の場合 | 新しい計画の始動、安定的な成長、育成、創造性の開花、努力の結実、繁栄 |
| 逆位置の場合 | 計画の停滞、準備不足、遅延、古いやり方への固執、発展の妨げ |
【願望達成】
| 正位置の場合 | 願望の実現、着実な成就、自己成長、内面的な治癒、心身の回復、土台固め |
| 逆位置の場合 | 強制的な休息、体力不足、焦りと不安、エネルギーの枯渇、自分への甘え |
まとめ
『ベオーク』は、白樺の木を象徴するルーンです。
白樺は北欧で最初に芽吹く木とされ、誕生や再生、癒しをあらわしています。厳しい冬を越えて新しい芽を出す姿は、終わりのあとに訪れる始まりの象徴でもあります。
『ベオーク』は母性や保護、育む力を意味し、何かを大切に育てる過程や、内なる成長を見守る時期を示します。過去の痛みや喪失を経て、心が癒え、再び歩み出す準備が整ったタイミングでもよく現れるルーンです。もし今、うまく進めないことがあっても、それは新しい芽が育つための休息のようなものです。焦らず、あなたのなかの再生の力を信じてみてください。
『ベオーク』は穏やかな回復、そしてゆっくりではありますが、着実な成長を約束するルーンです。

